ジョナサン・シティフォン

創作提案

自分のプロジェクトを絵に描くことは難しいのでできないが(作品を自分がまとう作品)、ギリシャ神話のCHIRONかSANS TITREに似た形になるだろう。


帰国後計画

友人のパリのスタジオでウインドウディスプレイをしてもらう。
パリのギャラリー「Jeune Creation」にて展示。(そこで展示して2012に受賞した)
フランス文化センターでも展示可能

Artist in ASO 2014 での活動紹介

 ジョナサンの作品は自分から切り離したイメージの外在化ではありません。それは自ら装着する作品、身体機能の拡張化です。ただし、その拡張によって機能性が高まることはありません。例えば早く走れたり、重いものを軽々と持ち上げたりできるわけではないのです。ユニバーサルデザインや障害者用の歩行補助具のような機能性は全くない、言わば無用の長物なのかも知れませんが、人間の想像力を飛躍させるのです。今回の滞在で小国杉を使って制作した「King of Apes猿の王」では、作家の手仕事で木の甲冑が出来上がりました。そのデザインはタイトルに相応しいキングコングのように強そうなものです。熊本市内での滑稽なパフォーマンス(Street Art-plex)でも、凡庸で日常的な生活者に、イメージの力を感じてもらえたのではないでしょうか。

 このドン・キホーテのような制作は、人間の身体機能を拡張したいという、潜在的な超人願望の物質化で、強靭なパワードスーツよりもはるかに遠く、高く、速いものでしょう。

それは作家の半神半人への羨望なのかも知れません。

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